ボリショイバレエ団「ドン・キホーテ」

ボリショイバレエ団のドン・キホーテの舞台を観に行ってきました。

貴俊先生の友人の方が主役を踊られていて、貴俊先生に勧められて観に行くことになったのですが…
やはりボリショイバレエ団はすごかったです。

もちろん、観に行く前からすごいことは分かってたんですけどね?やっぱり本当にすごかった…
「すごい…」圧倒されてその言葉しか出てこなかったです。

キトリのエカテリーナ・クリサノワさんは、とても可愛らしく美しいキトリでした。
技術もとても素晴らしく、目の表情がとても素敵でした!
バジルのミハイル・ロブーヒンさんは、まさにバジルそのものというような、遊び心のある街の人気者でした。

貴俊先生のご友人であるとのことで、先生からもたくさんの映像や写真など見せて頂いて居ましたが、目の前で見る舞台は更に素晴らしかったです。
貴俊先生の目標である方で、貴俊先生がいつも熱弁しているロブーヒンさんの舞台の上で遊ぶという意味がよく分かりました。

ロシアバレエはとにかく衣装も美しく、扇子が他の国とは違うんですよね。
あの大きい扇子がとても素敵なんですよね…あれが欲しくて私はロシアに行った時に買ってしまいました。笑


バレエの素晴らしさ、今回の舞台で改めて更に実感しました。
踊っているのはロシアの方々。観客はほとんどが日本人。話すには語学が出来なければなりません。
しかし、バレエでは同じ作品を見て同じように楽しむことが出来る。言葉がないからこそ出来ること。踊り・マイムなどの演技を通して、誰もが言葉のない舞台を理解し、楽しみ感動することも出来ます。

バレエのレッスンでは踊ることを重点に練習します。
それはもちろん舞踊であるから当たり前なんですが、ダンサーとして舞台に立つには、いくら難しい技術がたくさん出来てもいけません。演技力も必要となるのです。
踊ることも大事。演技力も大事。オーケストラによる生演奏、舞台装置や衣装なども含め、バレエが総合芸術と言われるのはこのようなことからなのだと思います。

やっぱり私はバレエが好きだと思いました。
お客さまに見ていただいて、楽しんでいただいて、それこそがバレエをすることの醍醐味でもあると思います。
舞台をやり終えた後の感動や幸福感は、舞台を経験した者にしか味わえない本当に素晴らしい経験であるとも思います。
éclatの生徒たちにも早く舞台で踊る経験をさせてあげられる日が来るよう、頑張らなければと思いました。